クラブマネージャー・スポーツ指導者研修会

危険がいっぱい! 夏のスポーツ2010

20100612-1

芦屋市体育協会は、6月12日(土)、芦屋市立体育館・青少年センターで、大阪大学整形外科助教 前 達男氏を講師に招き、「熱中症」をテーマに、指導者研修会を開催しました。

研修会では、「熱中症」が「高温環境下で、体温の調節機能が破綻するなどして、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、発症する障害の総称」であることや、データをもとに「10時から14時までの時間帯に熱中症の発症や死亡事故事例が多く見られ、この時間帯での練習は避けた方がよい。」との説明がありました。

また、熱中症の発症を未然に防止するための「熱中症指数モニターWBGT測定装置」の活用や、「現場での準備」として「冷却剤(アイスパック・氷嚢・氷など)・送風器具(扇風機・うちわ・服など)・霧吹き用の水・痙攣対策用の飲料物・スポーツドリンク・携帯電話・搬送病院との連携」を用意しておくことなど、現場の指導者に求められる基礎的な知識と危機管理意識を持つことの重要性を学びました。

このほか「足関節のスポーツ傷害」についての講義も行われ、有意義な研修会となりました。

受講者からは「熱中症の怖さを改めて認識しました。今日、学んだことを現場での指導に生かしていきたい。」と感想が寄せられました。