【体協】朝日新聞に取り上げていただきました

A.C.芦屋ユナイテッドが朝日新聞に取り上げられましたので、以下に掲載いたします。

アトランタ五輪に出場した元全日本女子バレーボール選手が芦屋市で子どもたちにバレーを教えている。ロンドン五輪では28年ぶりに銅メダルを獲得した女子バレー。大舞台を夢見て、子どもたちが練習に励む。
平日夜、芦屋市の市立体育館・青少年センターのアリーナを訪ねると、「A.C.芦屋ユナイテッド」バレーボールクラブの小学生17人が約2時間、レシーブやアタック、サーブ、試合形式の練習に汗を流していた。
「カバー!」「両手で!」と声をかけるのはコーチの坂本清美さん(42)。大阪府出身で、小学5年からバレーを始めた。大阪の強豪、四天王寺高校でエースアタッカー。卒業後は東洋紡(当時)に入った。1990年に世界選手権、ダイエー(当時)移籍後の96年にアトランタ五輪に出場。第4回Vリーグ(97~98年)で優勝した後、現役を引退した。
いまは神戸市内のホテルに勤めながら、バレー教室で教えたり、春高バレーの予選でテレビの解説をしたりしている。昨春に芦屋ユナイテッドのコーチの打診を受け、「子どもたちにバレーの楽しさを伝えたい」と引き受けた。
芦屋ユナイテッドは、芦屋市体育協会が2010年4月に総合型地域スポーツクラブとして、アスリートを育てることを目的に立ち上げた。
バレーのほか、ラグビーやサッカー、フットサル、バトン、バドミントン、ダンスがあり、市内外から小中学生を中心に計約150人が参加する。元Jリーガーや国体経験者らがコーチとして指導している。
バレーは小学4年~中学3年が対象で、小学生約20人が週1回、中学生5人が週2回、坂本さんら5人のコーチの指導を受けている。坂本さんらの加入でスタッフが充実し、この約1年半でメンバーが10人以上増えたという。
参加する神戸市東灘区の小学5年嶋津菜々穂さん(10)は「坂本コーチはわかりやすく教えてくれる。アタックが少し打てるようになってきた」。西宮市の小学6年田口茉奈実(ま・な・み)さん(12)は「もっと練習してうまくなりたい。コーチのように五輪に出たい」と話す。
坂本さんは「バレーを通じて思いやりやチームワークの大切さを伝えたい。バレーをずっと続けてほしいし、いつかアスリートとして活躍する子が出てきたらうれしい」と話している。
クラブではメンバーを募集している。問い合わせは芦屋市体育協会(0797・38・3989)へ。
(瀬戸口和秀)